7月に日立エナジーの最高経営責任者(CEO)に就任したアンドレアス・シーレンベック氏は、日立グループが有するIT分野の強みを取り込み、さらなる成長につなげる青写真を描く。データから新たな価値を創出する日立の「ルマーダ」を活用したDXの取り組みにも一定の手応えを示す。積み上がってきた受注残にも確実に対応する意向だ。9月上旬に行われた報道各社による合同取材で語った。
――日立エナジーにおける自身の役割をどのように考えるか。
「私は30年ほど前にシーメンスで送配電分野の仕事を始め、電力系統管理用のソフトウエアなどを手掛けた経験がある。今回は再びその分野の仕事に就いた形だが、サステナブルなエネルギー供給の実現に取り組んでいきたい。数年前にドイツの大手電力会社(ユニパー)にいたこともあり、顧客の要望を理解していることも強みだと思う」
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