電事連、再処理工場の進捗を管理／原燃会議に参画

2024/09/24 1面

林　会長

　電気事業連合会は２０日、日本原燃使用済み燃料再処理工場（青森県六ケ所村）の工程管理を強化すると発表した。常勤トップの佐々木敏春副会長が、原燃の経営会議に参加。再処理工場の審査、工事の計画などが確からしいか、第三者の視点で確認するとともに、必要に応じて指導・助言する。原燃が８月、竣工時期目標を再延期したことに伴う措置。電事連の林欣吾会長（原燃会長）は２０日の定例会見で、「電事連と原燃経営者との間で意思疎通を図り、（原燃の）経営者に対するモニタリングを行う」と強調した。
　再処理工場、ＭＯＸ（ウラン・プルトニウム混合酸化物）燃料工場の進捗管理に、電事連として一層関与する姿勢を示した格好だ。執行役員会など、原燃の経営会議に佐々木副会長がオブザーバー参加し、原燃経営層に外部の視点から気付きを与える。

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