IHIは20日、太陽光発電所の余剰直流電力をカーボンフリー蒸気に変換し、無駄なく利用するシステムを開発したと発表した。福島県相馬市内で最大189キロワットの直流電力を吸収する蓄熱式電気ボイラーを構築し、実証運転を始めた。2025年3月末まで耐久性評価などを行い、製品化に向けた検討を進める。
実証中のシステムは自家消費型太陽光(300キロワット)、パワーコンディショナー(PCS、容量200キロワット)、蓄熱式電気ボイラー7台(1台当たり27キロワット)で構成。PCSを使用して交流電力を供給するとともに、余剰電力が発生した場合は全量をボイラーで蒸気変換して利用する仕組みだ。
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