電力中央研究所は、配電線に対する雷リスク評価の精緻化につながる技術を開発した。雷によって発生する過電流・過電圧(雷サージ)を解析するプログラムで、名称はLiCAT(ライキャット)。従来広く使われている手法では難しかった雷撃時に生じる電磁界(LEMP)を考慮でき、高精度な解析を実現した。面的に広がる配電線の雷リスクを評価する上で、強力なツールとなりそうだ。
電力安定供給に欠かせない配電線に対する雷リスク評価では、雷サージの評価・解析が重要となる。現状では、雷を電気回路に置き換えた回路解析手法に基づいた解析プログラムが広く使われている。
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