二酸化炭素(CO2)の排出量取引制度が本格スタートする2026年度に向け、政府はきょう3日、制度の具体的な設計について論点を整理するカーボンプライシング専門ワーキンググループ(WG)を立ち上げる。来年の通常国会にGX推進法の改正法案を提出し、排出量取引制度を盛り込む考え。
排出量取引は昨年度、GX(グリーントランスフォーメーション)に挑戦する鉄鋼業や化学工業、電気・ガス・熱供給の企業でつくる「GXリーグ」で試行的に始まった。試行的な取引では、参加や削減目標の設定は企業の自主性に任されているが、岸田文雄首相は26年度の本格導入に向けて「大企業の参加義務化、個社の削減目標の認証制度創設を視野に法定化を進める」と1月に表明。GX推進法の改正法案は、これに基づいて提出する。
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