米国で原子力発電所に使用するロシア産低濃縮ウランの輸入を禁止する法律が今月、発効した。米国で約２～３割を占めるロシア産低濃縮ウランの輸入が今月１１日から禁止された。米国はウラン燃料のロシア依存度を低減してエネルギー安全保障を強化するほか、ウクライナ侵攻への資金確保を遮断する狙いだ。米エネルギー省（ＤＯＥ）は米国内での濃縮ウラン事業強化へ２７億ドル（約４千億円）を拠出する計画で、国内原子力産業の育成も図る。
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