経済産業省は、ＧＸ（グリーントランスフォーメーション）を加速する。２８日に固めた２０２５年度予算の概算要求案によると、ＧＸ推進対策費は２４年度当初予算額比３３８９億円増（５２％増）の９８１８億円を計上する。需要側では家庭部門の省エネを推進するため高効率給湯器の補助金に５８０億円を充てる。脱炭素電源関連では、高速炉と高温ガス炉の研究開発支援に同２６６億円増の８２９億円を求める。エネルギー対策特別会計は同２７６億円増（４％増）の７８１８億円で、脱炭素エネルギーの供給拡大や火力の脱炭素化を後押しする事業を多く盛り込む。
再生可能エネルギーと蓄電池の普及を加速させる。系統用蓄電池の導入支援事業として同２２５億円増の３１０億円を要望する。太陽光などの再エネと蓄電池を併設する需要家向け補助金では、同１３億円増の１１３億円を計上する。
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