九州エリアへ広域融通指示／関西・中国から最大３５万キロワット

　電力広域的運営推進機関（広域機関）は２１日、九州のエリア予備率が３％を下回る恐れがあったことから、同日午後６時～７時半の間に関西電力送配電に最大３５万キロワット、午後７時～７時半の間に中国電力ネットワークに１０万キロワットの融通電力を供給するよう、それぞれ指示した。
　同日の九州エリアは各地で厳しい暑さとなり、福岡市博多区では気温３８・２度と観測史上の１位を更新した。最大電力は１６２４万キロワット（午後２時台、速報値）を記録した。
　九州電力によると、同日午後５時１９分に九州電力苓北発電所２号機（石炭、７０万キロワット）が停止。供給力が万全ではない中、点灯帯に太陽光の発電量が落ち込んだことで、需給が厳しくなったとみられる。

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