日本原子力研究開発機構は、8月以降に定常臨界実験装置「STACY」(熱出力200ワット)を用いて東京電力福島第一原子力発電所の溶融燃料(燃料デブリ)取り出しに関する研究を始める。ウラン燃料や鉄、コンクリートを混在させた炉心を構成し燃料デブリ取り出し作業時の臨界特性を測定・評価。燃料デブリを扱う際の安全確保につなげる。
再処理施設などで使われる溶液燃料を扱っていた旧STACYは、1995年から2010年まで運転していた。原子力機構は11年2月、次世代軽水炉の開発を目的として原子炉設置変更許可申請を行ったが、1カ月後に東日本大震災が発生した。
>>電子版を1カ月無料でお試し!! 試読キャンペーンはこちらから
>>この記事の続きは『電気新聞』本紙または『電気新聞デジタル』でお読みください