審査会合に臨む原電の担当者と石渡委員(左から2人目)ら(26日、東京・六本木) 原子力規制委員会は26日開いた第1272回審査会合で、日本原子力発電敦賀発電所2号機を取り上げた。原電は敷地内にあるK断層の連続性の評価基準の根拠などを再度説明。K断層が耐震重要施設の直下まで延びていないと主張した。規制委側は地質観察の精度や信頼性を考慮し、「D―1トレンチから南方に連続していないことは否定できていない」と評価。その上で新規制基準に適合していないと結論付けた。 規制庁の審査官は会合で、原電によるボーリングコアや薄片試料の観察評価の不確かさが大きいことをあらためて強調。K断層の走行や傾斜、変位センス(ずれの方向)の認定は「妥当とは確認できなかった」と述べた。 >>電子版を1カ月無料でお試し!! 試読キャンペーンはこちらから >>この記事の続きは『電気新聞』本紙または『電気新聞デジタル』でお読みください