四国遍路を世界遺産に／推進協議会が総会、新会長に四経連・長井氏

2024/07/25 5面

世界遺産登録への意気込みを示す長井新会長

　四国の産官学などで構成する四国遍路世界遺産登録推進協議会は２３日、２０２４年度総会を高松市内で開催した。冒頭あいさつした佐伯勇人会長（四国経済連合会相談役、四国電力特別顧問）は「四国遍路の世界文化遺産登録に向け機が熟してきた。後世に末永く継承していくため、登録を実現したい」と期待を示した。佐伯会長は同日の総会で退任し、長井啓介・四経連会長（四国電力会長）が新会長に就いた。
　新会長就任に当たり長井氏は「これまでの取り組みをしっかり受け継ぎ、加速していく」とあいさつ。文化庁が４月、世界遺産の国内候補を示す「暫定一覧表」の検討部会を設置したことを踏まえ「大きなチャンスであり、逃すことなく一覧表入りへの実現を図る」と意気込んだ。

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