次世代原子炉開発スタートアップのブロッサムエナジー(東京都港区、濱本真平CEO)は6月28日、黒鉛を使用した蓄熱式ボイラーのコンセプトモデル機を報道陣に公開した。再生可能エネルギー由来の電力などで黒鉛を加熱してエネルギーを貯蔵し、熱需要に合わせて蒸気を供給できる。来年5月には広島県の温浴施設への初導入が決まっている。将来的に大型化することで、家庭や工場などの熱需要を賄える。
ブロッサムエナジーは2022年に設立し、高温ガス炉の社会実装に取り組むスタートアップ。高温ガス炉の炉心には減速材として黒鉛を使用することから、黒鉛に関する高い知見を持つ。
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