2018年10月23日火曜日
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[北海道ブラックアウト/第一部 考察](5)想定上回る事態に直面

2018/10/11  1面 

◆リスク再評価の難しさ
 「ブラックアウトには衝撃を受けたが、こういう事態は起こり得る」。北海道胆振東部地震直後、複数の専門家はこう指摘した。どんなシステムであれ、自然現象やトラブルに対してリスクをゼロにはできない。電力システムも一定の停電リスクを許容して組み上げられており、それが適切かどうかは経済産業省や電力広域的運営推進機関(広域機関)も確認している。
 ◇確率論と確定論
 停電の起こりにくさなどを表す、電力の供給信頼度は「供給能力が足りているか」「系統事故に耐えられるか」という2つの視点で評価される。前者は「アデカシー」、後者は「セキュリティー」という言葉で語られる。
 アデカシーの評価には確率論を用いる。電力需要がピークとなる8月の停電日数を0.3日に収めるため、最大3日平均電力に対してどれだけの予備率が必要かを計算。他エリアから3%の融通を受けることを前提に、各エリアで8~10%を確保することが適正とされてきた。
 北海道電力エリアの場合は東日本大震災後、別の指標が併用されている。過去最大級の電源脱落があっても、周波数調整に必要な予備率3%を確保できるかを毎年冬前に確認する。寒冷地の停電は人命に関わるためだ。



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