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[ワールドエナジー]英国、再エネ増加で“同期化力”低下

2018/07/03  1面 

◆英国で試算、停電リスク増大懸念/系統事故時の周波数安定化、日本も検証必要
 英国で再生可能エネルギー電源の増加に伴い、事故で供給力が減少した際の停電リスクが上がる可能性が指摘されている。再生可能エネの割合が増える代わりに、火力発電などの「同期発電機」が減ると、電源の緊急停止時や連系線の遮断時に、電力系統を安定した状態に戻す力が弱まるとの見通しを大手送電会社が示した。電力分野の研究者からは、同じ島国で系統構成が似ている日本でも検証が必要という声が上がっている。
 同期発電機は火力や水力が該当し、タービンや水車が回転して交流の電気をつくる。同期発電機同士は回転体が同じ速度で回る性質があり、周波数の維持に貢献している。周波数を乱す事故が起こっても、同期のとれた運転状態に戻して、系統を安定的にする力がある。こういった力を「同期化力」や「慣性力」と呼ぶ。だが、インバーターを介して系統に接続する風力発電や太陽光発電は同期化力(慣性力)が小さいか、もしくは存在しない。普及拡大で同期発電機の割合が減れば、全体の同期化力(慣性力)は弱まる。



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