2018年1月20日土曜日
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[焦点]2018年1月1日付

2018/01/01  1面 

 はしごの上に鶴の夢を見た八五郎、富くじを買いに湯島天神へ向かう。鶴は「千年」、はしごは「八四五」で鶴の千八百四十五番を買おうとする。千はよいが、はしごは上るものゆえ「五四八」がいいと易者にいわれ、思い直す
 ▼鶴の千五百四十八番は大当たり、めでたい初春を迎えた。買い込んだ裃(かみしも)姿で年始回りに行った大家に、一番短い新年のあいさつを教えてもらう。早速、「御慶(ぎょけい)、御慶」と連呼して歩いた
 ▼落語の「御慶」である。いまどき、御慶とは言うまい。むろん、明けましておめでとうございます、である。帰省したふるさとで、久しぶりに会った友人との間で、あるいはご近所同士で。列島のさまざまな場面で同じ言葉が交わされる
 ▼職場はどうか。働き方改革や生産性向上に背中を押され、元日の営業をとりやめた小売店、チェーンの飲食店もあると聞く。従業員の方々は慌ただしい接客を離れ、家族だんらんや初詣と、ゆったりした時を過ごしていよう
 ▼職業柄、そうはいかぬ人たちがいるのを心に留めたい。鉄道や消防、病院など公共のインフラや命をあずかる職場である。もちろん、電力もそう。発電所や給電指令所などで、おめでとうございますもそこそこに、発電の状況や電気の流れに目を光らせる職員の方々がいる
 ▼御慶の話には「永日(えいじつ)」というあいさつも出てくる。「後日また」の意だ。おとそを勧められた八五郎がこう言って辞去する。年始めに永日の似合う仕事がある。



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