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中部電力西名古屋火力、リプレース初号機の7―1号が運開

2017/10/02  2面 

7-1号が営業運転を開始した西名古屋火力発電所

7-1号が営業運転を開始した西名古屋火力発電所

◆出力118万キロワット、世界最高水準の熱効率

 中部電力は29日、リプレース計画を進めていた西名古屋火力発電所の7―1号(愛知県飛島村、LNG、118万8200キロワット)が同日に営業運転を開始したと発表した。多軸式のコンバインドサイクル発電ユニットで、熱効率(低位発熱量基準)は世界最高水準の62%以上を実現。運転開始で競争力向上のほか、燃料の有効活用、環境負荷のさらなる低減が期待できる。同じリプレース計画のうち、7―2号(同)は2018年3月の営業運転入りを目指している。

 今回採用したガスタービンは、世界最先端の燃焼温度1600度級。14年に全運開した上越火力発電所1、2号系列(熱効率58.5%)のガスタービンでは燃焼温度1300度級改良型を使用しており、西名古屋火力ではさらなる熱効率の向上を目指した。

 発電は、1600度級のガスタービン3軸と蒸気タービン1軸を組み合わせる「3on1方式」を採用。燃料のLNGは、名古屋港を挟んだ対岸の同社知多第二火力発電所との間に、全長約4.6キロメートルの海底シールドトンネルを建設。その中に敷設したガス導管から供給される。

 7号系列の工事は13年12月に開始。発電所建屋、煙突などの新設に加え、既設の1~4号機(計119万キロワット)の撤去工事も並行して進められた。7―1号は17年3月に試運転に入り、6月までにガスタービン3軸、蒸気タービン1軸の全てで初並列を完了。6月には勝野哲社長らが参加した発電式を開いていた。

 運転開始により、ベースロード火力として運用する見通し。高い熱効率の効果で同じリプレース計画が進む7―2号も営業運転した場合、LNG消費量は年間50万トンの削減、二酸化炭素(CO2)排出量は年間140万トンの削減ができると試算している。

 7―2号は10月から試運転を開始する予定。7―1号の経験を踏まえて、計画通りの営業運転入りを目指す。



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