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広域機関がFパワーに改善指導、不当な調達繰り返す

2017/08/28  1面 

 電力広域的運営推進機関(広域機関)は25日、不適切な需要・調達計画の提出を繰り返した新電力のF―Power(Fパワー)に対して、改善指導を行ったと発表した。卸電力市場価格が上がる時間帯などに、意図的に大規模な供給力不足を発生させた。広域機関はFパワーに再発防止策の報告を求めると同時に、経済産業相に対してもインバランス料金制度の見直しや卸市場の活性化を要請した。

 Fパワーは、一部の時間帯に需要が急激に低くなる不自然な計画を提出する行為を4~6月の3カ月間にわたって繰り返した。広域機関は適正な計画提出を促したが改善されず、指導に至った。

 2カ月後の10月24日までに再発防止策の報告を求め、それでも改善されない場合は過怠金の賦課などの制裁を科す。

 この3カ月間でFパワーの供給力が不足した日数は、沖縄を除く9エリア合計で42.4%に上り、約1億2千万キロワット時の不足インバランスを発生させた。例えば、関西エリアでは6月20日午後4時半~5時、自社の需要実績に対してわずか4.4%の供給力しか調達せず、約23万キロワット時もの不足量をインバランス補給に頼った。

 同社はインバランス料金単価が卸市場価格に比べて高いか低いかをある程度予見できてしまう現行制度の欠点を利用して、入札行動を取っていたもよう。卸市場価格よりインバランス料金単価の方が安い場合、不足インバランスに頼ることで、不当に調達コストを下げていた。

 市場関係者によると、Fパワーは「卸市場の活性化が十分ではない」という理由で、価格が上がる時間帯の調達を避けていた。今回、広域機関が市場活性化を経産相に要望したのは、こうした背景があるとみられるが、計画値同時同量を順守しなくてもよい理由にはならず、改善が求められる。



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