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全米で皆既日食、系統運用に支障なく

2017/08/23  1面 

◆太陽光減少幅は想定下回る

 米国全土で21日午前から午後(日本時間22日未明)にかけて皆既日食が観測され、各地で太陽光発電の出力が減少したが、電力の安定供給に支障はなかった。太陽光発電の導入量が全米で最も多いカリフォルニア州の独立系統運用機関(CAISO)の役員は21日の会見で、系統運用は順調に行われたと説明した。西海岸で観測された21日午前は時折曇りの天候で、太陽光の出力減少量が予想した量より少なかったほか、午前10~11時の電力需要が予測に反して伸びなかった。これらの現象が安定供給の面でプラスに働いたようだ。

 CAISOの公表データによると、皆既日食が始まる少し前の21日午前9時半頃には600万キロワット強だった太陽光発電の出力が、日食中の午前10時半頃にかけて340万キロワットほど減り、300万キロワット程度まで低下。その後は午後1時頃にかけてフル出力の1千万キロワット近くに上がった。CAISOは、皆既日食による太陽光の出力減少量を最大で560万キロワットと予測しており、実際の減少量はこれより少なかった。理由は天候。同州のサンフランシスコやロサンゼルスなどは午前中、雲交じりの天気だった。

 CAISOの予測に反し、午前10時に3067万キロワットだった電力需要が午前11時に3039万キロワットと伸びなかったことも系統運用を円滑にした一因とみられている。CAISOは午前9時の断面で、1時間後の午前10時の電力需要を2937万キロワット、午前11時の需要を約200万キロワット増の3137万キロワットと予測していた。需要減少の理由はまだ判然としていない。



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