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JERAが格付け初取得、東電HD上回る「シングルA」に

2017/06/27  1面 

◆社債発行を検討へ

 格付投資情報センター(R&I)は26日、東京電力フュエル&パワー(F&P)と中部電力の合弁会社JERAの発行体格付けを「シングルA」とすると発表した。JERAが格付けを取得するのは初めて。東電ホールディングス(HD)の「トリプルB」を上回る格付け評価で、社債発行や借り入れを含めた今後の資金調達戦略に有利に働く可能性がある。格付けの方向性は「安定的」とした。

 格付け取得は公募社債やコマーシャルペーパー(CP)による資金調達を行う場合、事実上の前提条件になっている。今回の評価を踏まえ、JERAは公募社債の発行を「検討していきたい」としている。

 R&Iは格付けに既存火力事業の統合見通しを反映したとしている。また、格付け理由の中で、東電HDが福島第一原子力発電所事故で抱える潜在債務のJERAへの影響は「重要なチェックポイント」と指摘。6月の合弁契約締結時に、両親会社が合意した配当ルールなどを踏まえ、「JERAの信用力に東電HDに由来するリスクを強く織り込む必要はない」と結論付けた。

 JERAの事業内容については海外発電事業で安定的な利益を見込めるものの、「売り上げの大半を薄利多売の燃料調達・販売事業が占め、足元の収益力は格付け対比で見劣りする」とした。既存火力事業が統合される2019年度以降は収益力が大幅に向上する公算が大きいと評価した。



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