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中部電、北陸電、関電の3社、送配電部門の相互連携強化へ

2017/06/05  1面 

◆設備、運用を効率化

 中部電力、北陸電力、関西電力は2日、送配電部門の相互連携を強化し、3社でさらなる効率化に向けた検討を始めると発表した。設備形成の最適化や広域的な電力需給調整など、3社で送配電部門のさらなる設備・保守コストの削減や供給信頼度の向上につながる施策を協議していく。3社による送配電事業の統合や合弁会社の設立などは想定していない。今回の枠組みに他電力が加わる可能性については含みを持たせた。

 中部、北陸、関西の電力3社のエリアは、岐阜、福井県をはじめ各社の送配電設備が混在している。こうした混在エリアで、取り換え時期を迎えた送電線や変電設備のスリム化や有効活用など、将来的に設備形成の最適化を実現したい考え。これにより、各社は設備投資コストや保守費用の削減、供給信頼度の向上につなげる。

 3社による資機材の共同調達などは、「現時点ではさらなる深掘りは考えていないが、中長期的な課題として検討していく」(中部電力)としている。

 一方、系統運用面でも3社連携によるメリットを探る。具体的には、3社の供給エリアをまたいだ形で、余剰・不足インバランスの相殺や安価な調整力を活用する仕組みなどを検討する。仮に、エリアをまたいだ余剰・不足インバランス調整などが可能になれば、「多くの系統利用者などにメリットがある」(中部電力)とする。

 3社は、これまでも地理的な近接性を生かし、需給逼迫時の電力融通などで連携してきた。さらに、設備故障時の資機材融通も含めた支援や保守委託でも相互に協力している。

 今回の3社連携に他電力が加わる見通しについては、「メリットがあれば(他社の参加も)あり得る」(北陸電力)という。ただ、将来的に3社による送配電部門の統合や合弁会社設立などに発展する可能性は、「そういった話はない」(関電)としている。



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