2017年5月28日日曜日
電気新聞
新聞購読案内 電気新聞デジタル

総合

[大阪高裁・高浜3、4号運転差し止め取り消し]科学的判断を尊重

2017/03/30  2面 

◆「伊方判例」枠組み踏襲、規制の合理性認める
 関西電力高浜発電所3、4号機の運転差し止め仮処分を取り消した大阪高等裁判所(山下郁夫裁判長)の決定は、原子力規制委員会の判断を尊重するという前提に立って結論が導かれた。四国電力伊方発電所の原子炉設置許可取り消し訴訟(行政訴訟)で最高裁が1992年に示した判例(伊方判例)と、大枠は似ている。原子力発電所が備えるべき安全性についても、規制委の基準に適合しているかどうかを重要な判断材料に位置付けた。この決定を、法律や原子力の専門家も好意的に受け止めた。
 大阪高裁は決定の中で、まず原子力発電に求められる安全水準に言及。放射性物質による被害発生リスクが「社会通念上、無視しうる程度にまで管理されている」ようであれば、「運転が許される」との解釈を示した。規制委の職権で策定した基準を「安全性を具体化したもの」として、新規制基準に適合すると認められれば「原子力発電所に求められる安全性を具備」していると定義した。規制委による専門的・科学的な判断を尊重する立場を明確にした格好だ。



>>この記事の続きは『電気新聞』本紙または『電気新聞デジタル』でお読みください

同じカテゴリーの最新記事