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デブリ映像確認できず/福島第一1号の格納容器調査

2017/03/23  2面 

配管上の堆積物が確認できるカメラ映像(国際廃炉研究開発機構提供)

配管上の堆積物が確認できるカメラ映像(国際廃炉研究開発機構提供)

◆予定延長し情報収集継続
 東京電力ホールディングス(HD)は21日、福島第一原子力発電所1号機の溶融燃料(燃料デブリ)が広がっているとみられる格納容器底部の水中で、毎時11シーベルト(速報値)の放射線量を測定したと発表した。映像で燃料デブリを確認することはできなかった。同社は21日に終了する予定だった調査を22日も継続し、さらなる情報収集を行う。
 1号機の燃料デブリの広がり状況を調べる格納容器内部調査は18日に始まった。自走式ロボットが格納容器1階部分に進入し、圧力容器を支える土台「ペデスタル」外側のグレーチング(金網)上を走行。カメラと線量計が一体となった計測ユニットを金網の隙間から格納容器底部の水中に降下させ、燃料デブリがペデスタルから漏れ出た可能性の高い場所を中心に調べている。
 21日には19、20日の調査の経過を公表。19日の調査で、格納容器の底から約30センチの高さの水中で毎時11シーベルトの高い線量を計測したことを明らかにした。燃料デブリがある可能性が比較的低い場所だが、格納容器底部に砂のような堆積物が確認されており、計測値に影響している可能性があるとしている。
 20日には、燃料デブリがある可能性が高いと考えられるペデスタル開口部でも調査を試みたが、計測ユニットを底から約1メートルの高さまで降下させたところで配管に引っ掛かる恐れがあったため、底部の撮影は断念。配管上には、何かが溶けて固まったような堆積物が確認された。この時点で計測された放射線量は毎時6.3シーベルト(同)だった。
 調査初日には、圧力容器底部の排水槽「ドレンサンプ」にたまった水を排出するためのポンプや配管があるポイントを調べた。この場所では、格納容器の底まで約1メートルの地点で、毎時1.5シーベルト(同)を計測。公開した画像には、ポンプのバルブや配管を支える構造物とみられる物体が映っていたが、ここでも燃料デブリは確認できていなかった。

<外部リンク>
東京電力ホールディングス報道発表資料(写真・動画集)より
1号機 PCV 内部調査進捗 ~ 19日・20日調査速報 ~(2017/3/21)



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